2017-07-30

美容皮膚科学会2017より

大阪での美容皮膚科学会から帰りました。印象的だったトピックを紹介します。

1、CO2レーザーは、無炭化に近い蒸散ができるスキャナー付き高機能CO2レーザーに限ります。セミナーではルミナス社の機種が紹介されていました。
当院では3台目のCO2レーザーとして、1年前にシネロン・キャンデラ社のcore2を買いました。それまで10年以上使ってきた低機能の機種に比べ、施術時間が短縮され、仕上がりもよりキレイです。医師の技術が高ければスペックの低い機種でもさほど問題はないのですが、高スペックの機種であれば「鬼に金棒」です。「弘法筆を選ぶべし」です。

2、プラセンタの美白とシワの改善効果についての研究が報告されました。プラセンタは生薬と同様に単一成分ではないため、臨床効果の機序の解明は困難ではありますが、様々な疾患に対しての有用性が報告されています。プラセンタサプリメントは玉石混交ですが、信頼できる商品を選ぶ必要があります。当院でもいつかプラセンタの注射やサプリの販売を検討したいと思います。

3、ピコセカンドレーザーは色素性病変のみならず、フラクショナルレーザーと同様に瘢痕やシワの改善にも有効です。多機能レーザーのようで面白いです。興味を持ちました。

4、陰部の脱毛を希望される50歳以上の方の動機は、美容的なことよりも、将来介護や看護を受ける際に処置する側の手間を減らしたいというのが最も多いそうです。さらに部位もVラインよりもIライン(外陰部)とOライン(肛門周囲)を希望される方が多いそうです。高齢化社会では、女性の陰部脱毛の需要は高まるかもしれません。

5、女性の外陰部の若返りのために、CO2フラクショナルレーザーによる治療が報告されました。当ブログでも先日書きましたが、委縮性膣炎に対して有効です。私はつい最近「硬化性委縮性苔癬」に対して治療を試み始めたところですが、適用を広げてみたいと思います。

今回の学会開催中に出されたお弁当、スイーツ、懇親会の料理は、美と健康とアンチエイジングに効く食材が豊富に使われ、なおかつとても美味しかったです。参加された先生方も満足され、より若々しく美しくなられてお帰りになられたことでしょう。

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